粘着シートでネズミ退治はできる?
ネズミホイホイのような粘着シートというのは、ネズミ駆除における基本です。
設置をするだけなので簡単ですので、ネズミに悩んだ時にはまず最初に使用するものでしょう。
ネズミが走り回っている天井裏、台所などネズミがいるであろう場所に粘着シートをどんどん設置するようにしましょう。
ただ、実はこの粘着シートの設置というのは奥が深いものです。
ネズミがシートの上を歩かなければ意味が無いからです。
ということは、ネズミが歩くであろう場所にシートを敷き詰めるというのは簡単ではありません。
そこで、設置する場所について考えてみましょう。
おすすめなのはネズミがぴょんと飛び降りやすそうなところです。
天井裏から家の中に侵入してきているのであれば、天井裏へとつながっている場所です。
天井裏から飛び降りてくる場所にシートを設置すれば効率よくネズミを退治することができるはずです。
一度シートに捕まると逃げ出すことはまず不可能です。
粘着シートを使用した場合には、退治できるまでに時間がかかります。
気長に、慌てずに待ちましょう。
途中でシートの使用を中断してしまうようなことがないように注意してください。
そうすれば、より効果的にネズミを駆除することができるはずです。
ネズミ駆除薬
ネズミ駆除に効果的な方法はいくつかありますが、中でも薬を使用する方法としては徐々に薬で弱らせ処分するというものと、ネズミが嫌がる匂いを放って追い払うという2種類が存在します。
1つ目の薬は殺鼠剤をだんごやヒマワリなどに仕込んで、食べさせて死に至らしめるというものです。
一番メジャーなものは毒だんごでしょう。効果の期間は大きく分けて2つあり、1回〜数回で効き目がでる急性毒剤と、数日間の連続摂取によって効き目がでる累積毒剤が挙げられます。
出現場所や通過経路が判明している場合のネズミ駆除にはもってこいの方法です。
2つ目は、ネズミが嫌がる匂いのもとを設置し、住居や建物の中から追い出すという方法です。
ネズミはハーブの匂いを嫌がるため、大抵はハーブの香りがする駆除グッズが多いです。
この場合、人間に関しては害がなく、むしろハーブの落ち着く香りがするため、もしにおってきても全く問題ありません。
こちらの場合、回収・処分という手順を踏まなくて良いため、非常に気軽に実行できるのがメリットです。
また、居場所を特定しづらい屋根裏や床下などにも効果があるのも魅力のひとつです。
ご自宅の出現状況や箇所によって上手に使い分けましょう。
ネズミの生態や種類についての解説
ネズミ駆除で依頼される種類は主に3種類で、ドブネズミ・ハツカネズミ・クマネズミとなっています。
好む食べ物、住みかにする場所、性格などは、種類によって違いますので、それぞれに適した工夫が必要になります。
毒入りの餌でネズミ駆除をするなら、混ぜる食料も変えなければなりません。
ドブネズミは魚介類や肉などを好み、クマネズミは穀物や葉っぱ、茎などを好みます。
ハツカネズミは草花、穀物類を食べます。同じネズミでも好みが違うので、餌を食べさせて駆除するなら、食べ物の種類に注意しましょう。
この3種類のネズミの中で、もっとも大柄なのはドブネズミです。性格は攻撃的で、あまり臆病なタイプではありません。警戒心が低いと言えます。
警戒心の低さはハツカネズミも同じです。一番厄介なのはクマネズミです。
臆病ではありますが、警戒心が強く、環境に少しでも変化があるとすぐに警戒します。
また、クマネズミはジャンプ力が高く、粘着シートを軽々飛び越えてしまいます。
また、住み着く場所にも特徴があります。ドブネズミは湿気の多い場所を好むので、床下や台所に住み着きます。
クマネズミはドブネズミと違って、高くて乾燥している場所、狭い空間を好みます。もっとも小さなハツカネズミは家具や家電の隙間を巣にします。
どの種類も見つかりにくい場所に潜んでいるので、専門業者に調べてもらうことをおすすめします。