ねずみ駆除:有効な薬剤
ねずみ駆除に効果的なのは、殺鼠剤と呼ばれる薬です。別名猫いらずとも呼ばれています。
殺鼠剤とは、いわゆる毒餌のことです。成分も形状も様々ですが、ほとんどの薬に使われているのはクマリン系の薬剤です。
急毒性が高いものから低いものまで種類があり、高いものは数時間でねずみの体毒が回って効果を発揮します。
低いものは、数日かけて毒が回り、死に至らしめます。
急毒性のものは数百円〜数千円、遅毒性のものは数千円、といった相場になっています。
固形や粒状タイプのものは、そのまま餌として仕掛けます。
粉末状のものはねずみが好きなチーズやペットフードなどに混ぜて与えると効果的です。
ねずみは油脂類が好物なので、ごま油でまぶすと良いです。
効果は高いのですが、それだけにペットや子供がいる家庭では扱いに注意が必要です。ペットや子供が誤って食べてしまわないようにしなければいけません。
とは言っても、一日中管理することは難しいので、ペットや子供のいる家庭には不向きなトラップかもしれません。
大人でも粉末状のものが誤って口に入らないように、手袋やマスクを着用して扱う必要があります。
賢いねずみだと毒餌だと見抜いて手を出さないこともあります。
ねずみホイホイは心臓に悪い
ねずみ駆除には色々な方法があります。
そのため、どんなねずみ駆除方法を使ってねずみを退治するか、選択するのが素人にとっては難しいのです。
ねずみの死体を見たりしたくない人は、超音波やLEDで追い出した方が良いでしょうし。
とにかくねずみを片っ端から殺処分しないと、心配でたまらないっていう人は殺鼠剤の方が良いでしょうね。
やはり殺鼠剤を使うと、ねずみの死体を見ないといけなくなってしまいますので、どうしてもねずみの死体の処分が嫌なら、ねずみ駆除も死体が出ない方法を選ぶべきです。
素人がねずみ駆除をする場合、どのようなねずみ駆除方法があり、それぞれのねずみ駆除方法にどのような後処理が必要になるのか知らない人が多いです。
そのため、最初は後先を考えないで、一番知名度の高い『ねずみホイホイ』なんかを買ってしまう人も多いのです!
ゴキブリホイホイで使い慣れているので、ねずみホイホイも楽勝だろうと思っていると、大間違いです!
ゴキブリホイホイと違って、ねずみホイホイはねずみの死体も大きく、処理をする時に気持ちが悪いと、敬遠したくなる人が多数います!
それだけに、ねずみ駆除というのは、『後でどんな処理が必要になるか』ちゃんと確認してから選択するようにしましょう。
ねずみ駆除の殺鼠剤『クマリン』
ねずみ駆除では、エンドックスと言われるクマリンを使用した殺鼠剤が人気です。
エンドックスに含まれるクマリンは、即死効果の毒ではなく、継続的に食べさせていくことによって、効果を発揮するタイプです。
致死率が高いねずみ駆除用の毒餌だと、ねずみは警戒して、なかなかエサを食べなくなってしまいます。
エサを食べなくなってしまうと、どんな効果のあるねずみ駆除用の毒餌だとしても、役に立ちません。
まずは、ねずみが食べてくれる毒餌を使用することが重要です。
基本的に毒餌は、1週間くらいは置き続けることが鉄則です。
コロコロと毒餌の置き場所を変えたり、しょっちゅう餌を変えてしまうと、逆にねずみは警戒心を強くして食べなくなってしまうと言われています。
1週間程度置いてみて、それでもねずみが毒餌を食べないようだったら、別の毒餌を試さないと、いつまで経っても、食べてくれないで効果がないってことになってしまいます。
どのくらいで別の毒餌を使うか見極めが難しいと思いますが、長く見て、2週間以上置いても何も食べる気配がない場合は、別の毒餌へ切り替えた方が良いでしょう。
まずは1週間、様子を見てみてましょう。
ねずみ駆除は根気が要る作業です。