ネズミ駆除をするのに良い時期は?
ネズミ駆除をするのに良い時期は秋から冬にかけてです。
やはり夏場の時期は、ネズミ駆除をすると、死骸が出た時に腐りやすいので、あまり良くありません。
毒餌を使ったネズミ駆除は、効果がテキメンの半面、いつどこでネズミが死ぬのかわからないので、自分でネズミの死骸を探さないといけないというデメリットがあります。
冬場はそんなに早く死骸が腐りませんが、夏場の時期は、死骸を放っておくと嫌な臭いなども発生しやすいので、死骸の処分がかなりきついです。
そして、ネズミの死骸は、何といっても、バイキンだらけ!
素手で処分をするのは、絶対にやめましょう!
必ずネズミの死骸を処分する時には、感染症にならないためにも、手袋やマスクでガードして処分するようにしましょう。
また、死んでいたと思ったネズミが生きていて、噛まれてしまう可能性もありますので、ネズミを触る時には、ちゃんと死んでいるか、確認してから処分しましょう。
ネズミに噛まれないか心配な人は、トングなどを用意しておくと、直接触らないで良いので処分が楽です。
ネズミ専用の処理グッズとして、トングを100均などで用意しておくと便利です。
ネズミの死骸は、ビニール袋などに入れて、しっかり封をして処分するようにしましょう。
ネズミの食欲が最も高まる時期は?
毒餌を使う場合、ネズミ駆除はネズミの食欲が最も高まる時期に行うのが良いとされています。
ネズミの食欲が最も高まる時期は、秋から冬にかけてですので、ネズミ駆除はこの時期に行うのがおススメです。
特に、食欲が増す時期は、普段はあんまり食べてくれないリン化亜鉛系のダンクローデンのような殺鼠剤でも食いついてくれる可能性があります。
ネズミの食欲を利用して、上手く毒餌へ誘導することも、ネズミ駆除では非常に重要です。
家庭で使うのであれば、やはりクマリン系の殺鼠剤が一番良いですが、やっぱり中には、クマリンだと効果が出るのが遅く、あまり好きな駆除方法ではないと言う人もいます。
そういう人は、やっぱりクマリンではなく、リン化亜鉛系のダンクローデンで、一気にネズミを駆除する方が剥いているかもしれません。
ただ、ダンクローデンは、即効性のある毒なので、ペットや赤ちゃんがいる家では、誤飲をしてしまった場合、取り返しがつかないことになってしまう可能性がありますので、家庭環境によっては、使用するのが向かない可能性もあります。
ネズミ駆除の方法は、やはり環境によって、どれが最適か異なります。
ネズミ駆除グッズの危険性も考えながら、選択をする必要があります。
子ネズミが繁殖能力を持つ時期までに駆除しよう!
ネズミ駆除は、子ネズミが生まれたら、子ネズミが繁殖能力を持つ時期までに、駆除をすることが一つの目標になります。
子ネズミが繁殖能力を持つと爆発的に数が増えていきますので、その前にネズミ駆除をして食い止めることが重要です。
そのため、子ねずみが繁殖能力を持つ時期は、生後2、3カ月と言われていますので、それまでにネズミ駆除は完了したいものです。
ネズミの繁殖能力は非常に高く、1年で手におえないくらいの数になってしまいます。
1年で500匹以上とも言われるほど繁殖能力がありますので、自己流のネズミ駆除方法で、あんまり長く粘っていることは賢明とは言えません。
自分でネズミ駆除をしたほうが安く済むので、何とか自分で駆除したいという気持ちがあるのもわかります。
しかし、ネズミ駆除に時間がかかり過ぎてしまうと、ネズミの大繁殖につながってしまいますので、やはり『自己流のネズミ駆除を見限るタイミング』というのは大事になってきます。
1、2カ月経っても、ネズミ被害の状況が変わらない場合、自己流でのネズミ駆除では難しい可能性が高いです。
余計にネズミの数が増える前に、ネズミ駆除業者を依頼して、しっかりと対応してもらったほうが安心です。
ネズミが繁殖のピークを迎える時期とは?
ネズミ駆除はネズミが繁殖時期のピークを迎える前に駆除するのが理想です。
どぶねずみは春と秋、クマネズミは夏に繁殖時期のピークを迎えると言われています。
しかし、ビルや建造物の温かい場所に逃げ込んで、1年中繁殖が可能になっているため、ネズミ駆除は子ねずみが繁殖能力を持つようになるまでに、駆除することが一つのポイントです。
1年経過すると、ネズミは数百匹と増えてしまいます!
ここまでネズミが増えてしまうと、自己流のネズミ駆除では難しくなってしまいます。
ネズミの数が増えれば増えるほど、ネズミが家の色々な部分をかじってしまい、最悪の場合は『火事』を引き起こすことになってしまいます!
ネズミは食料だけではなく、石鹸や木材、配線などもなんでも齧ってしまう習性があります。
ネズミだけではなく、げっ歯類は、歯が伸び続ける生き物なので、常に物を齧って、歯の長さを調整していると言われています。
そのため、ネズミが自宅で増えれば、配線を齧られてしまい、不具合が生じることも多いです。
また、基礎の部分を齧られてしまうと、建造物の耐久性にも問題が出てきてしまいますので、深刻な問題になります。
やはりネズミは数が多くなる前に、最小限の被害で駆除するのが大事です。
夏のネズミ駆除は『腐乱』が問題
毒餌を使ったネズミ駆除は、出来るだけ夏の時期は避けたいものです。
毒餌で死んだネズミが、夏の時期は腐乱しやすいので、早く発見しないと、大変なことになります。
毒餌を使ったネズミ駆除の一番嫌な点では、やはり死骸の処理です。
どこに死骸が落ちているのかわからないので、自分で探す必要があります。
ただでさえネズミが気持ちが悪い人にとっては、ネズミの死骸なんて、精神的に大きなストレスになってしまいます。
そのため、ネズミ駆除で出来るだけ毒薬を使いたくないと言う人は多いです。
また、犬や猫を飼っている家や、赤ちゃんや小さな子供がいる家も、誤飲の危険性から、毒薬を使いたがらないです。
かといって、毒薬なしで数の増えてしまったネズミを駆除できるかというと、難しいのも現実です。
ネズミ駆除グッズでは人気の超音波法ですが、確実性がないため、プロのネズミ駆除専門業者からは、あまり好まれない方法です。
そのため、自分でネズミ駆除をすることに不安がある場合は、やはりネズミ駆除専門業者に相談をしながら、駆除を進めた方が、結果的には安心して、ネズミ駆除をすることが出来ます。
ネズミは放っておくと、数が増えるので、早めにネズミ駆除業者に依頼をしましょう。
ネズミ駆除で効果が出るのはどのくらい?
ネズミ駆除は効果が出るまで時間がかかるため、根気が必要になります。
1日や2日挑戦して、「効果がない」と決めつけるのは早すぎます。
毒餌などを使う場合は、コロコロと餌の場所を変えるのではなく、やはり根気よく様子を見ることが大事です。
特にネズミの数が多いと、ネズミ駆除は時間がかかりますので、数が少ないうちに駆除を始めるのもポイントです。
ネズミ駆除業者は料金が高いので、自分でネズミ駆除をしてみて、ダメだったら依頼をしようと思っている人は多いと思います。
自分で挑戦する期間が、1カ月程度で見切りをつけて依頼をする場合は良いですが、さすがに3カ月、半年と粘って、ネズミが大量に発生してからネズミ駆除専門業者に依頼をすると、それだけネズミの駆除が難しくなってしまい、駆除期間も長くなってしまうので、料金も高くなってしまう可能性があります。
それだけに、自己流のネズミ駆除に見切りをつけて、ネズミ駆除業者へ依頼をするタイミングというものをよく考えておかないといけません!
自己流のネズミ駆除に拘り過ぎてしまうと、その間に子ネズミが生まれて、その子ネズミが今度は子供を生むようになると、手が付けられなくなってしまいます。
ラットサインが残る場所を探そう!
ネズミ駆除というのは、プロがやっても時間がかかる作業なので、長期戦を覚悟する必要があります。
特にクマリン系の毒餌を使う場合は、2、3日で結果を出そうとするのは困難です。
やはり最低でも1週間程度の時間は、ネズミ駆除の様子を見守る必要があります。
ネズミは警戒心が強いので、毒餌の位置を頻繁に変えてしまうと、余計に怪しんで食べなくなってしまうそうです。
そのため、一度毒餌を置いたら、最低でも1週間くらいは同じ場所に置き続けた方が良いとされています。
そして、毒餌を置くのであれば、やはり『ラットサイン』と呼ばれているネズミの通り道の近くに置くことが重要です。
ラットサインは、壁沿いに黒い汚れがついていたり、ネズミの糞尿が落ちている場所が目印です。
ネズミは移動している時に、糞尿を垂れ流しながら移動しているので、歩いた場所には糞尿が残りやすいのです。
特に一般家庭に出てくるクマネズミは、高いところが大好きで、頭上の柱を移動していることも多いので、ちゃんと頭上の壁沿いの柱などもチェックをするようにしましょう。
頭上は死角になりがちですが、ネズミの移動場所としては、よくあることなので、見逃さないようにしましょう。
スーパーラットのネズミ駆除は専門業者でも苦戦
クマリンを使ったネズミ駆除は、時間がかかることで有名です。
クマリンは蓄積毒なので、毒を飲ませ続け、時間をかけてネズミ駆除をします。
クマリンは、抗凝固作用があり、普通なら血液は凝固することによって、止血するように出来ていますが、クマリンは血液が凝固しないように阻害するため、一回内出血などが起こると、血が止まらなくなってしまい、死に至るとされています。
そのため、内出血が起こるまで、クマリンを食べ続けさせれば、確実にネズミを殺すことができるのです。
しかし、クマリン系の殺鼠剤が効かない新種のネズミも最近は増えています。
クマリン系の殺鼠剤が効かない新種のネズミのことを『スーパーラット』と呼びます。
スーパーラットはプロのネズミ駆除業者でも苦戦するくらい駆除が厄介です。
スーパーラットを殺すためには、主にリン化亜鉛系殺鼠剤が必要になると言われています。
リン化亜鉛系殺鼠剤というと、ダンクローデンが有名です。
しかし、自宅で保管するには、あまりにも危険な毒物で、ペットや小さな子供がいたずらして誤飲をしてしまった場合、深刻な健康被害に遭う可能性もありますので、あまり一般家庭にはお勧めできないネズミ駆除グッズです。