バンコクで話題のねずみ駆除
バンコクはタイの首都ですが、開発の進んだ都会的な佇まいの中で一年を通して温暖な気候が持続するという特徴を持っています。
その為、都会の環境に適応出来る生物が繁殖し易い・大きく成長し易いという状況になっています。
日本ほどには衛生管理が行き届いていない面もあり、高層ビルや閉所も多い環境では特にねずみの繁殖とその被害には顕著で、疾病の媒介要因としても頭を悩ませています。
ところがもともとタイでは宗教観的に殺生を嫌うようなところがあり、様々な被害が齎されていると理屈では理解しても、大規模な駆除作戦やねずみ捕りのように直接的に対象を殺すような方法は好まれないという事情があります。
そこでバンコクでのねずみ駆除で話題となっているのが、超音波・電磁波を利用した装置式のものです。
アメリカで開発されたこのタイプのねずみ駆除装置は、巣の在り処と思われる場所の近くに設置して巣への直接攻撃を図る事にその特徴があります。
従ってその効果としては巣の破壊と新たな形成の防止であり、ねずみの殺生をしないものの次世代の繁殖を防ぐという方向に働く事になります。
前述した宗教観とも適い易い事もあって、バンコクでは人気商品の1つともなっています。
クマリン系殺鼠剤の効果とは?
クマリン系殺鼠剤でねずみ駆除を行うと、毒の効果が出るまでに1週間くらいはクマリン系殺鼠剤入りの毒餌を食べさせないといけないと言われています。
クマリン系殺鼠剤は、ねずみ駆除で即効性はなく遅効性なので、一度効果が出れば、確実に殺すことができます。
しかし、クマリン系殺鼠剤の難点は、効果がいつ出るかわからないので、死に場所が特定できないこと!
即効性の毒っていうのは、その場でぽっくり死んでくれるので、死に場所がわかりやすいというメリットがあります。
クマリン系殺鼠剤では、ネズミに効果があるまでの期間は、やはりマチマチなので、どこで死ぬかはわかりません。
そのため、ねずみの死体を探すのが難しい場合もあります。
目につきやすい場所で死んでいてくれればよいですが、人間に死角となるような場所で死んでいると、ちょっと厄介です。
ねずみにはイエダニが寄生していることもあり、寄生主のねずみが死ぬと、イエダニも離れていくと言われています。
そのため、ねずみの死骸は、出来るだけ早く処分することが重要になってきます。
ねずみの駆除の時には、手袋やマスクなど、病原菌が感染しないように、気を付ける必要があります。
直接触ってしまった場合は、すぐに手洗いをしましょう!
ペットを飼っている人は注意したいねずみ駆除方法とは?
超音波を使ったねずみ駆除を試す場合、気を付けたいのはペットを飼っている場合です。
超音波は人間やペットにも悪影響を及ぼす可能性があり、人間の場合は頭痛、ペットの場合は体調不良を起こす可能性があります。
そのため、超音波を使ったねずみ駆除をするのであれば、出来るだけペットがいない方が安全です。
また、超音波を使ったねずみ駆除を利用している本人も、頭痛などの症状が出ないことが大事です。
もしも頭痛が出てしまったら、そこで使用することを止めましょう!
やはり頭痛が出てしまうと、超音波式を使い続けることは難しくなってしまいますからね。
健康的にねずみ駆除ができないのであれば、やっぱり超音波式のねずみ駆除は諦めるほうが安心です。
ねずみ駆除をするのであれば、他にも色々な方法があります。
ケージを使って捕獲する方法や、ねずみホイホイもあります。
ねずみホイホイの場合は、ねずみの死に方が悲惨なのであまりお勧めできませんが、手っ取り早く駆除できるという意味では、やはり昔からあるだけあって効果的です。
ただし、ケージにしても、ねずみホイホイにしても、仕掛ける場所というのが非常に大事になってきます。
基本的にはラットサインが残る場所に仕掛けるのが大事です。