ネズミ駆除と自力
ネズミ駆除を自力で行う際に最も重要なのは、長く続けられる根気です。
というのも、まずはネズミの種類を確認し、出現しやすい場所の目星を付けなければなりません。
もし巣が見つかるようであれば撤去しましょう。
畳の下などの隙間に巣を作っていることがありますから、和室があるようならまずはそこから確認しましょう。
そして、よく出現するであろう場所に毒エサと粘着シートを同時に仕掛けます。
それも建物の一階だけ、二階だけ、あるいはリビングだけに仕掛けるというやり方ではなく、
ある程度広く、数多く仕掛けるようにすることで効果を得られます。
特にネズミというのはひげで自分の位置を判断しますから、ひげが触れる壁などがあるとそれに沿って歩く習性を利用して壁沿いに仕掛けましょう。
ネズミは警戒心が強いですから、むやみやたらにトラップを覗いたりせず、まずは一週間程様子をみておきましょう。
それでも駄目なら一ヶ月程続けて様子をみていかなくてはなりません。
この辺りが、根気がいるといわれる所以です。
それでも駄目なら設置場所を変えていき、トラップにかかるまで待ちます。
そして、トラップにかかった後は侵入経路を塞いでいきます。
この侵入経路を塞ぐというのが一番の重労働になり、
あらゆる隙間を探しては塞いでいくの繰り返しになります。
本当に長い戦いになるとは思いますが、安心して暮らす為にもコツコツと続けていきましょう。
ネズミ駆除で最も危険な時とは?
ネズミ駆除で最も危険な時って、いつだかわかりますか?
それは『ネズミの死骸を処理する時』です。
ネズミ駆除でなぜ死骸を処理する時が、一番危険なのかというと、誤ってネズミに噛まれる可能性があるからです!
ネズミに噛まれてしまうと、人間は体調を大きく崩すことがよくあります。
発熱や嘔吐の症状が出ている場合、モニリホルム連鎖桿菌感染症とか鼠咬症スピリルム感染症になった可能性が出てきます。
ネズミに噛まれた後に、これらの体調不良が出てきた場合、出来るだけ早く病院で診察をしてもらいましょう。
死に至る可能性もありますので、放っておくだけでは心配です。
また、ねずみは人間に慣れてしまうと、徐々に住んでいる人間を押そうこともあります。
特に寝ている間に、体などを噛まれたという例が良くあります。
ネズミは非常に頭が良いので、家族の中で、誰が一番動きが鈍いか、わかって襲っているとも言われています。
そのため、家でネズミに襲われる可能性が高いのは、寝たきりの老人や赤ちゃんが多いと言われています。
ネズミによる襲撃については、海外でも色々な報告がされていますので、人間もうかうかしていられません。
赤ちゃんなどがネズミに食い殺されないように守る必要がありますね。